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センター便り

研修を開催しました!|豊島長崎クリニック|東京都豊島区の認知症疾患医療センター

研修を開催しました!

2023年2月15日(水)「地域で暮らす認知症の人を支える多職種研修」をオンラインで開催しました。

テーマは「認知症の方への支援~認知症本人の声を聞いていますか?~」です。

千代田区保健福祉部在宅支援課地域包括ケア推進係が認知症本人ミーティングについて講義してくださいました。認知症の診断を受けた後の支援を受けづらい初期の空白期間を捉え、区主催かつ地域の支援者で企画した認知症本人ミーティングを提供することにより地域ぐるみでの認知症支援がつくられていき、認知症当事者が適切な支援を受けることが出来るという内容をお話ししてくださいました。

後半には当センターで行ってる豊島長崎オレンジサークルの認知症本人ミーティングについて当センターの医師・精神保健福祉士・看護師が講義致しました。認知症当時者が何に困っていて、どんな生活の工夫をして、何を想っているのかを語り合う重要性や、ミーティングの進め方の工夫について講義致しました。

さらに、豊島区高齢福祉課認知症対策グループの認知症地域支援推進員も豊島区の認知症当事者と家族の一体的支援について講義してくださいました。

30名定員でしたが、定員を超える33名の支援者が参加して下さり、「千代田区のような認知症本人ミーティングのような気軽に参加でき、楽しく会話が出来る場所があることは、当事者にとって居場所となり、孤立を防ぎ、また社会資源へと繋がるため、すばらしい活動だと思いました」「デイサービスを利用する前の段階の貴重な資源だと思います。もっとこのようなサークルが増えたらいいなと思いました」「なかなか認知症カフェの利用につながらない人の支援方法も知りたい」とご感想いただきました。

支援者の皆様、ご参加ありがとうございました。また来年度、認知症に関わる研修を企画してまいります。